概況調査 Phase-U(フェイズ・ツー)
第一種特定有害物質を対象とした土壌ガス調査(ガスが検出されたらボーリングまで)、第二種・第三種特定有害物質を対象とした表層部の土壌調査を実施することにより、土地利用による汚染発生の有無を平面的に把握することを目的とした調査を概況調査と呼びます。
この概況調査では資料等調査結果を勘案し、土壌汚染のおそれの分類を行うとともに、効果的かつ見逃しリスクを極力低減させるようなサンプリング地点の設定を行うことが重要です。
通常は土壌汚染のおそれがある範囲については100m2の区画設定内で1検体、土壌汚染のおそれが少ない範囲については900m2の区画設定内でに1検体(5点混合)の試料をサンプリングします。
※改正土壌汚染対策法では、土地の使用履歴を可能な限りさかのぼって確認し、旧地盤高での汚染のおそれがある場合は、上記調査を2段階の深度で調査するケースも発生します。