当社の核である建材事業。1970年から現在に至るまで、一貫して質の高い建材を追求してまいりました。
建材の提供において大切なのは、設備と物流。設備においては、四連ホッパー・トロンメルを擁した粒度調整用の混合機を配備するとともに、大型船舶対応のホッパーであるMD-50や、第七翔洋丸といった自社専用船を活用し、質・量ともに高いレベルの骨材を提供。横浜、東京、千葉と東京湾を取り囲む主要港に拠点を設け、迅速な物流網を実現しています。
時代は常に変化しています。近年ではコンクリート構造物の超高層化や長寿命化にあたり、コンクリートに求められる強度や耐久性がますます高まってまいりました。コンクリート重量の約8割を占める骨材についても厳しい品質が要求される一方、骨材資源については、長年の採取による資源量の減少や、開発行為の規制により、全国的に良質な天然資源の入手が難しくなってきています。
そのような時代の中で、当社では限りある天然資源と人工的に生産される骨材を上手に組み合わせ、お客様のご要望に応じた最適な建材をご提案しています。
建材とは「建設資材」の略称で、工事において使われる資材全般を指します。当社では、砂や砕石、鉄鋼スラグなど、生コンクリートやアスファルト合材の原料である骨材のほか、セメントや生コンクリート、路盤材、地盤改良材など、幅広い建材を提供しています。
千葉県産山砂の物流拠点である太平洋セメント㈱南袖骨材センター(安倍川開発㈱奈良輪骨材センター)を起点に、大井事業所、瑞穂事業所、金沢事業所に骨材ストックヤードを配置し、東京湾近圏の骨材ニーズを広くカバーしています。特に太平洋セメント㈱南袖骨材センター(安倍川開発㈱奈良輪骨材センター)、瑞穂事業所、金沢事業所においては、細骨材のミキシングプラントを用いて、ご要望に細かにお応えする製品を提供しています。
骨材業界では、ダンプトラックや船舶の老朽化、運転手や船員の高齢化により、輸送力の低下が大きな問題となっています。そのような情勢の中、自社ダンプトラック、ならびに自社専用船『第七翔洋丸』を保有。
今後も骨材の安定的な提供にあたり、ダンプトラックの増車や新たな船舶の就航など、積極的に取り組んでいます。
近年、遠隔地からの海上輸送は、船舶の減少や輸送効率向上のため、大型船舶による輸送が増えてきました。骨材を安定して提供するためには、大型船舶による受入が不可避であると考えています。瑞穂事業所では、全国でも珍しい大型の自走ホッパーを保有し、大型船にも対応しています。
①大井事業所
東京都大田区城南島1丁目2番1号
②瑞穂事業所
横浜市神奈川区鈴繁町8番地1
③金沢事業所
横浜市金沢区幸浦1丁目地先
④太平洋セメント㈱南袖骨材センター(安倍川開発㈱奈良輪骨材センター)
千葉県袖ケ浦市南袖44番地
①細骨材ミキシングプラント
細骨材ニーズの変化に対応した粒度調整設備。四連ホッパーやトロンメルを擁し、高品質の混合砂を提供しています。
配置場所:瑞穂、金沢
②MD-50
大型船舶に対応できること、かつ公共バースであることから作業終了後は移動できることを目的に、TCM㈱(現在は三菱ロジスネクスト㈱)の協力のもと、研究開発を経て誕生しました。
③第七翔洋丸
大分共同海運㈱とのパートナーシップにより、2018年3月、東京湾内の骨材を専門に運ぶガット船として就航しました。
総トン数:499トン
積貨重量トン数:1,570トン
④ダンプトラック
業界のマイナスイメージを払拭した大倉カラーのダンプトラックです。会社のロゴを表現した色合いが特徴です。
車種:10トン車、12トン車
台数:40台
⑤ホイールローダー
車輪で走行するトラクターショベルです。
台数:8台
[ 建材本部 ]